お見合いで「自分に興味がなさそう」と思われる理由。実は、内心では好意があったのに伝わっていないのかもしれません
今週も、まさにそのような事象がありました。お見合いのお断り理由で、「自分に興味(関心)がなかったように感じたから」というものです。
もちろん、こちらもお相手に対してNGのお返事であれば納得できます。しかし、大概の場合、こちらは「すごく良かった」という感想を持ってOKのお返事をしているのです。つまり、内心ではめっちゃ興味があったにもかかわらず、それがまったく伝わっていないということなんです。
これ、、、、もったいない!!!!
とってももったいない。そう思いませんか?
なぜ、そんな風にお相手に映ってしまったのか。考えてみれば、その理由が見えてきます。今回は、お見合いで興味や関心がないように感じさせてしまうメカニズムと、その誤解を解消するための具体策についてお話しします。

お見合いで興味がないように見えてしまう3つの理由
お見合いでお相手に興味がないように感じさせてしまうのには、さまざまな理由が考えられます。ところが、その原因は必ずしも本当に興味がないからとは限りません。むしろ、緊張していたり、嫌われたくないという気持ちが強すぎたりすることで、逆の印象を与えてしまうことがあるのです。
1. 緊張による防衛反応の裏返し
まず考えられるのが、緊張による反応です。
「この人に気に入られたい」「失敗したくない」という強い思いを持ってお見合いに臨むと、緊張から表情や身体がこわばってしまうことがあります。
心の中では「めっちゃ興味がある。もっと知りたい」と思っているのに、表情筋がこわばって笑顔が消え、声のトーンも単調になってしまう。さらに、身体まで硬くなってしまえば、相手からは「話がつまらなそう」「仏頂面で冷淡な人だな」と受け取られてしまうことがあるのです。
本人としては一生懸命なのに、相手にはまったく違う印象で伝わってしまう。これでは、あまりにももったいないですよね。
2. 失敗を避けようとする姿勢が受け身を生む
次に考えられるのが、失敗を避けようとするあまり、受け身になってしまうことです。
「失礼なことを言ってはいけない」「踏み込みすぎて嫌われたくない」と慎重になりすぎると、質問やリアクションが控えめになってしまいます。
本人は、お相手の一挙手一投足に集中し、頭の中では話をフル回転させているのかもしれません。しかし、自分から話題を広げず、相槌も「はい」「そうですね」だけで終わってしまえば、お相手には「自分の話に興味がなさそう」「上の空なのかな」と映ってしまいます。
つまり、頭の中では一生懸命に考えているのに、その熱量が言葉やリアクションとして外に出ていないのです。
3. 言葉と表情、声のトーンが一致していない
そして、もうひとつ重要なのが、言葉と表情などの非言語情報とのミスマッチです。
例えば、言葉では「お話しできて嬉しいです」と伝えていても、目線が泳いでいたり、表情が硬かったり、相槌の反応が乏しかったりすれば、お相手はどう感じるでしょうか。
言葉では興味があると言っていても、表情や声のトーンが伴っていなければ、「お世辞を言っているだけなのかな」「義務感でお見合いをしているのかな」と感じさせてしまう可能性があります。
人は言葉の内容だけでなく、表情や声のトーン、身体の動きなどからも相手の気持ちを読み取ろうとします。だからこそ、心の中でどれだけ好意を持っていても、それが相手に伝わる表現になっていなければ、誤解が生まれてしまうのです。
お見合いで興味を伝えるために実践してほしい3つのこと
では、どうすればこのような誤解を防ぐことができるのでしょうか。
大切なのは、無理に自分を変えようとすることではありません。自分の中にある興味や好意を、相手に伝わる形で表現することです。具体的には、次の3つを意識してみてください。
1. 最初に緊張していることを言葉にする
まずは、お見合いの最初に、自分が緊張していることを素直に伝えてみましょう。
最初から完璧な笑顔で振る舞おうとする必要はありません。例えば、着席して間もない段階で、こんな風に伝えてみるのです。
「実は今日、すごくお会いするのを楽しみにしていて、少し緊張しています。もし表情が硬かったらすみません!」
これだけでも、お相手の受け取り方は変わる可能性があります。表情が硬くても、「自分に興味がないからではなく、緊張しているんだな」と理解してもらいやすくなるからです。
もちろん、これを伝えれば必ず誤解が解けるというわけではありません。しかし、自分の状態を言葉にすることで、相手に気持ちを理解してもらうためのきっかけをつくることができます。
2. 相槌に感情や感想を乗せる
次に意識してほしいのが、相槌の量とバリエーションです。
興味があるからといって、ただ黙って聞いているだけでは、その気持ちは伝わりにくいものです。そこで、単に「はい」「そうですね」と返すだけでなく、少しだけ感情や感想を乗せてみてください。
例えば、「それはめちゃくちゃ気になりますね!」「なるほど、そういう視点はなかったです」といった言葉を挟むだけでも、会話の雰囲気は変わります。
さらに、お相手が話し終えた後には、その話の中に出てきたキーワードを拾って質問につなげてみましょう。
「〇〇がお好きなんですね。具体的には、どんなところがお好きなんですか?」
このように、相手の話を受け止めたうえで、もう一歩踏み込んで質問することが大切です。そうすれば、お相手も「自分の話に興味を持ってくれているんだな」と感じやすくなります。
3. 視線と身体の向きで関心を示す
最後は、視線と身体の向きです。
人は、興味がある相手に対して、自然と身体を向けたり、相手の話に合わせて頷いたりするものです。しかし、緊張してしまうと、背もたれに深く寄りかかったり、視線をそらしたりして、無意識のうちに距離を感じさせる態度になってしまうことがあります。
そこで、お見合いでは、身体をお相手のほうに向け、話を聞くときには自然に頷くことを意識してみてください。無理に前のめりになる必要はありませんが、少しだけ前向きな姿勢をつくるだけでも、相手への関心を表現しやすくなります。
また、目を見続けることが苦手な方は、無理に凝視する必要はありません。ときどき自然に目を合わせながら、顔のあたりに視線を向けるなど、自分が落ち着いて会話できる方法を見つけてみましょう。
大切なのは、完璧な振る舞いをすることではなく、お相手に「あなたの話をちゃんと聞いていますよ」という姿勢を伝えることなのです。
お見合いで大切なのは、好意を持つことだけでなく伝えること
今回のお話をまとめると、問題の本質は、自分の内面にある熱量と、相手に伝わる表現との間にギャップがあることです。
自分ではすごく興味があった。もっと話したかったし、また会いたいとも思っていた。それなのに、お相手には「自分に興味がなさそう」と受け取られてしまう。これでは、せっかくのご縁を自分の表現ひとつで逃してしまうことにもなりかねません。
だからこそ、まずは「自分は緊張しているんだ」ということを認め、必要であれば最初に言葉にしてみてください。そして、相槌や質問、表情、身体の向きなどを少しだけ意識してみましょう。
もちろん、お見合いは相性もありますから、すべてのお断りを防げるわけではありません。しかし、誤解によってご縁を逃してしまうことは、できる限り減らしたいものです。
せっかくお相手に興味を持てたのですから、その気持ちがきちんと伝わるようにしていきましょう。
好意があるのに伝わらない。そんなもったいないお見合いを、ひとつでも減らしていきたいですね。
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