「なぜ、この人をお断りしたのですか?」そこには婚活の隠された本音があります
婚活をしていると、「この人と結婚したい」と思った理由は、比較的分かりやすいものです。「価値観が合った」「一緒にいて楽だった」「優しくて安心できた」など、結婚を決めた理由は本人からも語られやすいものです。
ところが、その反対にある「なぜ、この人とは決めなかったのか」というお断り理由は、意外と表に出てきません。本人には直接伝えないことも多いため、実際に何が理由でお断りになったのかは、なかなか分からないものです。
しかし、結婚相談所という場所では、その「本当のお断り理由」を知ることがあります。
そして、その中には「そんな理由でお断りしてしまうの?」と思ってしまうようなものも、決して少なくありません。

婚活で実際にある「そんな理由で?」と思ってしまうお断り理由
もちろん、結婚相手を選ぶ以上、どうしても譲れない価値観や性格の部分があります。そこを無理に我慢する必要はありません。
一方で、よくよく聞いてみると、本人の意識や少しの努力で改善できるようなことが、お断り理由になっているケースもあります。
身だしなみやマナー
例えば、服に少しシワがあった、アイロンがけができていなかった、靴が汚れていた、といった理由です。
もちろん、第一印象は大切ですから、身だしなみを整えることは婚活において重要です。ただ、それだけで「この人は生活能力がない」「雑な人だ」と判断してしまうのは、少し早いのではないでしょうか。
会話やコミュニケーション
また、店員さんへの態度が気になった、デート中にスマホを触っていた、食事のマナーが気になった、ということもあります。
さらに、連絡の頻度が合わない、少し遅刻した、割り勘のときのお金の出し方が気になった、というような理由もあります。
これらは確かに気になるポイントではありますが、果たして「結婚相手として絶対に無理」というほどのことなのでしょうか。
「減点法」で相手を見ていると、誰も選べなくなってしまいます
婚活では、どうしても相手の悪いところが目につきやすくなります。
最初は「優しそう」「話しやすい」「仕事も真面目そう」と好印象だったのに、服にシワがある、店員さんへの態度が少し気になる、連絡が少し遅い……と、一つずつ気になるところを見つけていく。
そうすると、いつの間にか「満点だった相手から、どれだけ減点できるか」という見方になってしまいます。
「アイロンがけができない人」は本当にダメな人なのか?
例えば、「アイロンがけが苦手」という話をお見合いで聞いたとします。(これ実際にあった話です笑)
そこから「生活能力がない」「家事ができない」「きっと結婚生活も雑になる」と、どんどん悪い方向へ想像を膨らませてしまうことがあります。
でも、もしかすると単純にアイロンを使う習慣がなかっただけかもしれません。
そして、もし相手から「こうしたほうがいいよ」と教えてもらったときに、「そうなんだ、じゃあやってみよう」と素直に受け入れられる人だったらどうでしょうか。
むしろ結婚生活において大切なのは、最初から何でも完璧にできることではなく、相手の話を聞き、二人でより良い形をつくっていけることなのかもしれません。
お断りする前に「変えられること」と「変えられないこと」を分けてみる
だからこそ、私は婚活では「何が嫌だったのか」だけではなく、「それは変えられないことなのか?」を考えてほしいと思っています。
もちろん、性格や価値観など、結婚生活においてどうしても譲れない部分はあります。そこを無理に受け入れる必要はありません。
しかし、生活習慣やマナー、知識、コミュニケーションの方法などは、話し合いや経験によって変わっていくことがあります。
見るべきは「完璧さ」よりも「柔軟性」
例えば、「この人はアイロンがけができない」ということよりも、「指摘されたことを受け入れて改善できる人なのか」ということを見る。
「今はできていない」という事実だけを見るのではなく、「これから一緒に変わっていける人なのか」を見ることです。
結婚生活は、一人で完成させるものではありません。お互いに得意なこと、苦手なことがあり、それを補いながら二人で家庭をつくっていくものです。
だからこそ、婚活で相手を見るときには、完璧な人を探すのではなく、一緒に成長できる人を探すという視点も大切なのではないでしょうか。
「この人は何点?」ではなく「この人の良いところは何だろう?」
婚活では、どうしても条件を確認する必要があります。年齢、仕事、年収、住んでいる場所、価値観など、自分にとって大切な条件を整理することは決して悪いことではありません。
ただし、それと同時に「この人にはどんな良いところがあるのだろう?」という見方もしてほしいと思います。
一つ気になるところがあったとしても、それ以上に「優しい」「誠実」「話していて楽しい」「一緒にいると心地よい」と感じる部分があるなら、そこをもう一度見てみる。
「ここがダメだからお断り」ではなく、「ここは気になるけれど、それ以上に素敵なところはないだろうか」と考えてみるのです。
これは、何でも我慢してくださいという話ではありません。
大切なのは、その問題が「どうしても譲れないこと」なのか、それとも「伝えれば一緒に解決できること」なのかを見極めることです。
結婚相手は「完成品」を探すのではなく、二人で家庭をつくる相手です
結婚生活では、当然ですが、お互いに完璧ではありません。
今まで違う環境で育ってきた二人が一緒に暮らすのですから、「こんな考え方をするんだ」「こんな習慣があるんだ」と感じることもあるでしょう。
だからこそ、最初から完璧な相手を求めてしまうと、小さな減点要素ばかりが気になり、結果として誰も選べなくなってしまいます。
一方で、「この人の良いところは何だろう」「ここは二人で変えていけるかな」と考えられるようになると、今まで見えていなかった相手の魅力に気づくことがあります。
婚活で大切なのは、減点を繰り返して理想の人を探すことだけではありません。
「この人となら、一緒に成長できそう」「お互いに補い合えそう」と思える相手を見つけること。
それが、幸せな結婚につながる大切な視点だと思います。
もし今、婚活をしていて「なかなか良い人がいない」と感じているのであれば、一度だけ自分の「お断り理由」を振り返ってみてください。
もしかすると、知らないうちに「減点法」で相手を見ていたのかもしれません。
新しい扉の向こうには、まだ見ぬ笑顔の毎日が待っています。
婚活は、自分を磨き、最高のパートナーと出会うための「自分へのプレゼント」です。 もし今、迷いや不安があるのなら、それはあなたが真剣に未来を考えている証拠。
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