「高望みしているつもりはない」のに、なぜ結婚相手が見つからないのでしょうか
「そろそろ真剣に結婚を考えたい」
そう思って婚活を始めたのに、なかなか次のステップに進めない。しかも、自分では決して高望みをしているつもりはないのに、会ってみると条件か価値観のどちらかが合わない……。
今回ご紹介するのは、桑名市にお住いで30代前半の会社員、女性Aさんから本日お電話でいただいたご相談です。年収500万円以上、清潔感、話し合いができること、そして家事育児を折半してくれること。どれも結婚生活を考えれば、大切にしたい条件だと思います。
では、Aさんは条件を下げて「妥協」するべきなのでしょうか。
私は、そうは思いません。
むしろ大切なのは、条件を下げることではなく、「自分が本当に結婚生活で大切にしたいものは何なのか」を整理することだと思います。

年収500万円以上という条件は、本当に「普通」なのでしょうか
まず、Aさんの希望について、客観的な数字から見てみましょう。
国税庁の「令和6年分 民間給与実態統計調査」によると、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は478万円、男性は587万円、女性は333万円でした。男性だけを見ると平均は500万円を超えていますが、これはあくまでも「平均」です。年齢や会社規模、職種などによっても大きく違います。
さらに、男性の給与階級では「400万円超500万円以下」が493万人、構成比16.9%で最も多くなっています。
つまり、「年収500万円以上」という条件そのものが極端に高いわけではありません。
ただし、ここで考えていただきたいのは、「年収500万円以上であれば、結婚相手として自分の希望をすべて満たす人がどれくらいいるのか」ということです。
年収だけなら条件に当てはまる人はいるでしょう。
しかし、そこに「清潔感がある」「話し合いができる」「家事育児を折半してくれる」「自分の生活ペースも大きく変えなくていい」という条件が重なっていくと、当然ながら対象となる人は少なくなっていきます。
ここが、婚活の難しいところなのです。
「家事育児を折半」は、数字だけでは判断できません
Aさんが希望する「家事育児を折半してくれる人」という条件も、私はとても大切な希望だと思います。
実際、共働きであれば、家事や育児を二人で担っていくことは、これからの結婚生活において重要なテーマです。ただし、「家事育児を折半できる男性が何%いるのか」という数字を、婚活男性に限定して示す公的統計は確認できません。
一方、総務省統計局の「令和3年社会生活基本調査」を見ると、6歳未満の子どもがいる世帯では、夫の家事関連時間は1時間54分、妻は7時間28分でした。夫の家事関連時間は2016年から31分増えていますが、依然として大きな差があります。
もちろん、この数字だけを見て「男性は家事をしない」と決めつけることはできません。
ただ、Aさんが求めている「家事育児を折半する」という考え方が、すでに一般的に完全に実現しているわけではないことは、こうしたデータからも分かります。
だからこそ、私は婚活の段階で「家事を折半してくれる人」という条件だけを見るのではなく、「仕事と家庭について、二人で話し合える人なのか」を見てほしいと思います。
条件が増えるほど「減点方式」の婚活になってしまう
ここからが、私がAさんに一番お伝えしたいことです。
婚活では、最初に条件を細かく設定すること自体は悪いことではありません。むしろ、自分がどんな結婚をしたいのかを考えるためには、ある程度の条件整理は必要です。
ただし、条件を軸に相手を見るようになると、いつの間にか「この人は年収は○○だけど、ここが足りない」「会話は楽しいけれど、働き方が違う」というように、相手を減点方式で見てしまうことがあります。
そうすると、どれだけ良い人と出会っても、「条件を満たしていない部分」が気になってしまいます。
そして、せっかくの出会いなのに、「この人ではない」と判断してしまう。
これは、とてももったいないことです。
「譲れない条件」と「工夫できる条件」を分けてみる
では、どうすればいいのでしょうか。
私は、希望条件を一度すべて書き出して、「絶対に譲れないもの」と「できれば希望したいもの」に分けてみることをおすすめします。
例えば、「話し合いができる」ということは、結婚生活を築いていく上で、とても大切な条件だと思います。嫌なことや困ったことがあったときに、相手を責めるのではなく、二人で話し合えることは、年収以上に結婚生活を左右する可能性があります。
一方で、「家事育児を完全に50対50で折半」という部分は、二人の仕事や勤務時間、子どもの年齢などによって変わっていくものでもあります。
大切なのは「50対50にすること」ではなく、「二人の生活を二人で支える」という気持ちを持てる相手なのではないでしょうか。
条件よりも「一緒にいるときの自分」を見てほしい
婚活で相手と会ったとき、ぜひ一度、こんな視点で相手を見てみてください。
「この人と一緒にいると、私は自然体でいられるだろうか?」
「何か問題が起きたとき、この人となら話し合えそうだろうか?」
「この人と二人で生活したら、楽しいことを一緒に増やしていけそうだろうか?」
結婚は、条件を満たした人とするものではありません。
もちろん、年収も仕事も生活スタイルも大切です。しかし、それ以上に大切なのは、二人で生活をつくっていくことができるかどうかです。
だからこそ、条件が合っているかだけではなく、「この人となら一緒に考えていけそう」と感じられるかどうかを見てほしいと思います。
婚活で必要なのは「妥協」ではなく「選択」です
Aさんは「妥協すべきなのか、自分の希望を突き通すべきなのか分からない」と悩んでいます。
でも、私はその二択ではないと思っています。
婚活で必要なのは、妥協ではなく「選択」です。
自分が本当に大切にしたいものを残しながら、それ以外の部分については、「この人となら一緒に考えていける」と思える相手を選んでいく。
それが、納得のいく結婚につながるのではないでしょうか。
そして、30代からの婚活では、仕事も大切、今の生活も大切、そして結婚も大切です。
だからこそ、「結婚するために自分の人生を変える」のではなく、「自分らしい人生を続けながら、一緒に人生を歩めるパートナーを探す」という考え方を持っていただきたいと思います。
「高望みしているのかな」と自分を責める必要はありません。
ただ、自分の希望を一度整理してみること。
そして、条件の向こう側にいる「一人の人」を見ること。
これが、30代からの婚活を前に進めるための大切な一歩だと思います。
もし今、Aさんのように「自分では高望みしているつもりはないのに、なぜか婚活がうまくいかない」と感じているのであれば、一度立ち止まって、自分の条件を一緒に整理してみませんか。
婚活では、自分一人では気づかなかったことを、第三者と話すことで見つけられることがあります。
みえ婚では、一人ひとりの希望を大切にしながら、その人に合った婚活の進め方を一緒に考えています。
新しい扉の向こうには、まだ見ぬ笑顔の毎日が待っています。
婚活は、自分を磨き、最高のパートナーと出会うための「自分へのプレゼント」です。 もし今、迷いや不安があるのなら、それはあなたが真剣に未来を考えている証拠。
私たちは、あなたのその勇気を全力で支えるパートナーです。 一緒に楽しみながら、理想の未来を形にしていきませんか? 踏み出したその一歩が、想像以上に輝かしい明日へと続いています。






