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仮交際は一度は会うべき?最悪の印象から成婚した本当の話

一回きりの義務が、一生の約束になることもあります

結婚相談所の活動には、時に「ルールが厳しい」と感じる場面があります。
特に仮交際に入ったあと、一度は必ずお会いするという決まりについては、不満を感じる方も少なくありません。

しかしながら、その「一回だけの義務」が、人生を大きく変える出会いにつながることもあります。
今回は、まさにその典型とも言えるエピソードをご紹介したいと思います。

最初は最悪の印象だったお二人が、なぜ成婚まで進んだのか。
そして、相談所のルールがなぜ必要なのか。

婚活をしている方には、ぜひ知っておいていただきたいお話です。

仮交際は一度は会うべき?最悪の印象から成婚した本当の話|結婚相談所のルールで一度会ったことで誤解が解け、成婚に至った実例をご紹介します。第一印象だけで判断しない大切さを解説。


最初の断絶(電話でのすれ違い)

30代の女性が、勇気を出して昨年みえ婚にご入会されました。
そして、活動を開始してまもなく、お見合いを経て仮交際に進み、初めてのファーストコールを迎えます。

ところが、その電話で彼女は大きなショックを受けました。

受話器越しの男性の声は低く、どこか突き放すような響きでした。
女性が勇気を出して趣味の話をしても、彼は「ああ、そうですか」と短く答えるだけ。

さらに、沈黙が続いたあとに男性はこう言いました。

「……何か、話すことはないんですか?」

その一言で、女性の気持ちは一気に冷めてしまったのです。

恋愛経験の少ない自分を見下されているように感じたそうです。
そして電話を切ったあと、彼女はすぐにこう思いました。

「なんて冷たくて、デリカシーのない人なんだろう。もう二度と話したくない」


相談所のルールという壁

女性はすぐに私に連絡を入れてきました。

「交際を終了したいです」

内容を聴いて、その心理は痛いほど理解できました。

しかし、相談所には一つのルールがあります。
それは、仮交際に入った場合は一度は必ずお会いするというものです。

会わずにお断りすることはできません。

この説明を聞いたとき、女性は大きなため息をつきました。

「あんなに感じの悪い人と、わざわざ準備をして、一時間も会わなきゃいけないなんて…」

その時点で彼女にとって、そのデートは楽しみではなく、
ただこなさなければならない義務でしかありませんでした。


最悪の予感と、裏切られた第一印象

約束の15分前に来ていた男性

当日、女性は重い足取りで待ち合わせ場所へ向かいました。

できれば早く終わってほしい。
そんな気持ちでカフェに近づいたとき、遠目に男性の姿が見えました。

しかし、その様子は電話の印象とはまったく違っていました。

彼は約束の15分も前に到着しており、
何度もネクタイを締め直しながら、落ち着かない様子で店の前に立っていました。

緊張で顔はこわばり、
手元には小さなメモのようなものを持っていました。

おそらく、会話のネタを準備してきたのでしょう。

その姿を見たとき、女性の中に少しだけ違和感が生まれました。

「あれ…電話の時の人と、印象が違う…」そう思ったそうです。


対面して初めてわかった本当の姿

席に着いて話し始めても、彼はやはり不器用でした。

言葉は少なく、会話もぎこちない。
しかし、電話のときのような冷たさは感じません。

むしろ、極度に緊張していることが伝わってきました。

そして話をしていくうちに、あの電話の言葉の意味が分かってきます。

「何か話して」の本当の意味

彼は女性と話すことに慣れておらず、
沈黙が続くことが怖くて頭が真っ白になっていたそうです。

何か話さなければいけない。
でも何を言えばいいのか分からない。

その焦りの中で出てしまった言葉が

「何か話すことはないんですか?」

でした。

本人にとっては助けてほしいという気持ちでしたが、
電話越しではそれが冷たい言葉に聞こえてしまったのです。

不器用すぎるほどの誠実さ

さらに女性は、もう一つのことに気づきました。

彼は彼女のプロフィールをしっかり読み込んでいて、
彼女が好きだと書いていた小さな花が見える席を選んで予約してくれていたのです。

言葉はうまく出てこない。
でも、行動には誠実さが表れていました。

女性の気持ちは、少しずつ変わっていきました。


同じ不器用さを持つ者同士の安心感

しばらく話したあと、女性は思い切って本音を打ち明けました。

「実は私も、会うのが怖くて…ルールだから仕方なく来たんです」

すると男性は深く頭を下げ、こう言いました。

「……不快な思いをさせて、本当にすみませんでした。
僕も、どうすればいいか分からなくて…」

その瞬間、二人の間の空気が変わったそうです。

完璧な会話はできない。
スマートなエスコートもできない。

でも、お互いに不器用であることを隠さなくていい。

その安心感が、二人を近づけていきました。


一回きりの義務が、一生の約束になることもある

それから数か月後。
お二人は成婚退会の手続きに来られました。

そして笑いながら、こんな話をされていました。

「あのとき、ルールがなかったら絶対に会っていませんでしたね」
「本当にそうですね。あの一回がなかったら、今はないです」

相談所のルールは、時に面倒に感じることがあります。
しかしながら、そのルールには意味があります。

第一印象だけで終わらせないため。
誤解のまま縁を切らないため。
そして、本当の相性を確かめるためです。

一回だけ会うという義務が、
一生を共にする約束につながることもあります。

婚活では、そういう奇跡が本当に起こるのです。


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早川茂樹

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2026年03月19日更新|カテゴリー:コラム, 失敗から学ぶ, 婚活のコツ, 婚活の達人, 結婚お役立ち情報

早川茂樹
早川茂樹
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昭和46年1月27日生
平成7年12月結婚
平成20年6月レッドエッグ株式会社創業
平成22年2月結婚相談レッドエッグ開業
平成30年1月日本結婚相談業組合副理事長就任
平成30年2月屋号を「みえ婚」に改称
平成31年4月川越町議会議員初当選

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